インドネシア当局、XL AxiataとSmartfrenの合併報道を歓迎
- 2024年03月28日
- 海外携帯電話
インドネシアの通信情報大臣はインドネシアの移動体通信事業者(MNO)であるXL AxiataとSmartfren Telecomの合併に関する報道に対して歓迎する立場を表明した。
XL AxiataとSmartfren Telecomの合併は当事者から正式に発表していないが、一部の報道機関では合併する見通しと伝えている。
通信情報大臣は報道を受けてXL AxiataとSmartfren Telecomが合併する場合は承認すると述べた。
さらにXL AxiataとSmartfren Telecomの合併は通信業界に有益で、移動体通信事業者は3社で十分との見解も付け加えている。
XL AxiataとSmartfren Telecomが合併する場合は関連する規制当局の承認の対象となるが、少なくともインドネシアの政府機関で電気通信分野などの規制を司る通信情報省(Ministry of Communications and Informatics:Kominfo)は承認する見込みである。
なお、XL AxiataとSmartfren Telecomの合併は2021年10月と2023年9月にも計画が報じられたが、合意には達していない。
2024年3月には再び計画が報じられており、Smartfren Telecomの幹部が早期にXL Axiataと合併を望んでいることも伝えられていた。
インドネシア政府としても移動体通信事業者の合併を望んでおり、2015年4月には今後5年間で当時の7社から3社もしくは4社に減らすことを望むと表明していた。
当時はインドネシア全土で携帯通信事業を行う移動体通信事業者はXL Axiata、Smartfren Telecom、Telekomunikasi Selular、Indosat、Hutchison 3 Indonesia、Sampoerna Telekomunikasi Indonesia、Bakrie Telecomの7社が存在した。
Bakrie Telecomは2016年1月1日、Sampoerna Telekomunikasi Indonesiaは2021年12月1日に携帯通信事業を終了したほか、IndosatとHutchison 3 Indonesiaは2022年1月4日を効力発生日として合併してIndosatに統合しており、XL Axiata、Smartfren Telecom、Telekomunikasi Selular、Indosatの4社まで減少している。
XL AxiataとSmartfren Telecomが合併した場合はインドネシアの移動体通信事業者は3社となる。
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