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北朝鮮のSTARを共同運営する香港のLoxpac Hong Kong、2023年通期の業績が判明

  • 2024年03月28日
  • DPRK


香港特別行政区のLoxpac Hong Kongの2023年通期の業績が判明した。

2023年12月31日に終了した12か月間となる2023年通期の売上高は前年同期比103.5%増の1,162,084米ドル(約1億7,596万円)となった。

詳細な数値ではないが、2023年通期の当期純利益は前年同期比100%増の80万米ドル(約1億2,113万円)で、2019年通期から5期連続で最終黒字を達成している。

2023年12月31日時点で総資産は前年同期比7.7%減の1,200万米ドル(約18億1,702万円)、総負債は前年同期比50.0%減の200万米ドル(約3億284万円)となっている。

Loxpac Hong Kongの主要事業は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のインターネットサービスプロバイダ(ISP)であるSTAR JOINT VENTUREに対する出資および運営である。

Loxpac Hong Kongは北朝鮮でISPの設立および事業の運営権を取得しており、北朝鮮のKorea Posts and Telecommunications Corporation (朝鮮逓信会社:KPTC)と北朝鮮の首都・平壌市で合営会社としてSTAR JOINT VENTUREを設立することになった。

STAR JOINT VENTUREは2010年10月10日にインターネットサービスを商用化した。

2023年には北朝鮮が2020年1月以来の外国人の入国を許可しており、インターネットの需要が増大してLoxpac Hong Kongの好業績に貢献したと考えられる。

STAR JOINT VENTUREに対する出資比率はLoxpac Hong Kongが70%、Korea Posts and Telecommunications Corporationが30%となっている。

Loxpac Hong KongとKorea Posts and Telecommunications Corporationは共同でSTAR JOINT VENTUREを運営する。

Loxpac Hong KongのSTAR JOINT VENTUREに係る運営権は2025年10月に満期を迎えるが、2024年3月26日時点の予想として2035年まで10年間の延長を見込んでいる。

Loxpac Hong Kongは香港特別行政区に本社が所在しており、旧社名はLoxley Pacific Hong Kongである。

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