エリクソン、2024年も人員削減を実施
- 2024年03月29日
- 海外携帯電話
スウェーデンのEricssonは2024年も人員削減を実施すると発表した。
2024年の通信事業者向け通信設備市場は困難な見通しであるため、人員削減案を発表すると説明している。
Ericssonの主力製品は基地局を構成する通信設備などで、世界各地の通信事業者が顧客となる。
しかし、顧客の設備投資が慎重で、2024年は通信設備市場が縮小する予想であるため、人員削減を実施することになった。
2024年にはEricssonの本社が所在するスウェーデンで約1,200人の人員削減を実施する予定である。
Ericssonは2023年もスウェーデンで約1,400人の人員削減を実施しており、スウェーデンでは2年連続で1,000人を超える規模の人員削減を実行する。
2023年中期報告時点でEricssonの従業員数はグローバルで99,952人、そのうちスウェーデンでは13,977人となっている。
そのため、2024年に実施する人員削減はグローバルで勤務する従業員の約1.2%、スウェーデンで勤務する従業員の約8.6%に相当する規模となる。
なお、人員削減はグローバルで展開するコスト削減の取り組みの一環である。
コスト削減の一環として人員削減のほかにコンサルタントの削減、事業運営の合理化、施設の削減なども行う。
Ericssonにとって重要な投資は維持する計画で、目標の達成に向けて事業を進めるという。
2024年もグローバルで展開するコスト削減の取り組みを継続するが、詳細な内容を個別に発表することはないと明確化している。
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