ハンガリーの4iGが6GHz帯で5Gの試験を実施
- 2024年04月18日
- 海外携帯電話
ハンガリーの4iGは6GHz帯の周波数で第5世代移動通信システム(5G)の試験を実施したと発表した。
4iGはハンガリーのブダペスト工科経済大学と共同で新技術を研究しており、新技術の研究の一環として6GHz帯で5Gの試験を実施したという。
基地局はハンガリーの首都・ブダペスト市に所在するブダペスト工科経済大学の敷地内に設置したため、試験はブダペスト工科経済大学の敷地内で行った。
国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ市で2023年11月20日から2023年12月15日に開催した世界無線通信会議のWRC-23では5G以降で使用する周波数の拡大に向けた検討が行わた。
欧州(ヨーロッパ)、中東、アフリカを含むEMEA向けには6GHz帯に含まれる6425~7025MHzの配分で合意した。
4iGはWRC-23の結果を受けて早期に6GHz帯で5Gの試験を行い、中央欧州(中央ヨーロッパ)および東欧州(東ヨーロッパ)で最初に6GHz帯で動作する5.5Gを披露したと強調している。
なお、4iGは6GHz帯の5Gを5Gの高度化技術と位置付けて5.5Gと呼称する。
新技術の研究のハンガリー国内に限らず、アルバニアの首都・ティラナ市とモンテネグロの首都・ポドゴリツァ市でも子会社と協力して進めているという。
4iGはハンガリー、アルバニア、モンテネグロでは子会社の移動体通信事業者(MNO)を通じて携帯通信事業を展開している。
ハンガリーではVodafone Magyarorszag、アルバニアではONE Albania、モンテネグロではONE Crna Goraが事業会社となる。
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