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インドのTataがiPhoneの製造を開始、インド本拠のEMSでは初めて



米国(アメリカ)のApple製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「A3287」、「A3290」、「A3293」、「A3296」が2024年9月10日付けで台湾の国家通訊伝播委員会(NATIONAL COMMUNICATIONS COMMISSION:NCC)の認証を通過した。

それぞれiPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxの型番に該当する。

国家通訊伝播委員会の認証では製造を担当する工場を開示しており、工場にはインドのWistron Infocomm Manufacturing (India)が含まれる。

正確にはWistron Infocomm Manufacturing (India)は旧社名で、Tata Electronics Systems Solutionsが新社名となる。

Tata Electronics Systems SolutionsはインドのTata Sonsの完全子会社である。

これまでに、インド国内の工場でiPhoneを製造した事例はあるが、いずれも台湾に本社が所在するEMSが製造を受注して傘下のインド国内の工場で製造していた。

しかし、Tata Sonsはインドに本社が所在するため、インドに本拠を置くEMSとしては初めてiPhoneの製造を受注したことになる。

Tata Sonsは完全子会社でインドのTata Electronicsを通じてTata Electronics Systems Solutionsを完全所有する。

2023年10月27日に台湾のWistron Corporation (緯創資通)などからWistron Infocomm Manufacturing (India)の株式の100%を取得する計画を開示しており、2024年3月18日に取引が完了した。

Wistron Infocomm Manufacturing (India)は2024年4月22日を効力発生日としてTata Electronics Systems Solutionsに社名を変更している。

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