NTTドコモが台湾の3G終了を案内、VoLTE対応機種が必須に
NTT DOCOMOは国際ローミングのWORLD WINGに関して台湾で第3世代移動通信システム(3G)を終了したことを案内した。
2024年10月3日付けで案内を掲載しており、台湾では2024年9月30日をもって3Gを終了したという。
そのため、2024年10月1日以降はVoice over LTE (VoLTE)に対応した携帯電話以外ではWORLD WINGを利用できないと伝えている。
NTT DOCOMOは台湾におけるWORLD WINGの対象の移動体通信事業者(MNO)としてChunghwa Telecom (中華電信)、Far EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)、Taiwan Mobile (台湾大哥大)、Taiwan Star Telecom (台湾之星電信)を記載している。
なお、Taiwan MobileとTaiwan Star Telecomは2023年12月1日を効力発生日としてTaiwan Mobileを存続会社、Taiwan Star Telecomを消滅会社とする吸収合併を実行したため、吸収合併の効力発生をもってTaiwan Star Telecomの法人格は消滅した。
NTT DOCOMOが指すTaiwan Star TelecomはTaiwan MobileがTaiwan Star Telecomから承継した旧Taiwan Star Telecomの携帯通信網のことである。
台湾では公式にはすべての移動体通信事業者が2024年6月30日をもって3Gを終了した。
Far EasTone Telecommunicationsは3Gの終了に合わせて3Gを停波したが、Chunghwa TelecomおよびTaiwan Mobileは3Gの停波に伴う影響を考慮して慎重に停波を進めている。
Chunghwa TelecomおよびTaiwan Mobileは2024年10月1日時点で3Gの停波を完了していないが、3Gを停波した地域も少なくない。
これまでに、台湾では第2世代移動通信システム(2G)を停波したため、3Gも停波した地域では音声通話を利用する場合は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で音声通話を行うVoLTEに対応した携帯電話が必要となる。
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