レバノンの携帯電話事業者Alfa、ベイルート南郊で2局の基地局が大破
- 2024年10月05日
- 海外携帯電話
レバノンの移動体通信事業者(MNO)でAlfaとして携帯通信事業を行うMobile Interim Company 1 (MIC1)は山岳レバノン県バアブダー地区で開設した2局の基地局が大破したことを発表した。
バアブダー地区はレバノンのイスラム教シーア派組織とイスラエル国防軍の衝突による影響が大きい地域のひとつで、通信インフラストラクチャにも影響が及んでいる。
Mobile Interim Company 1はバアブダー地区では2024年10月2日までに2局の基地局が大破したことを公表しており、基地局の機能は完全に停止しているという。
停波した基地局でカバーしていたエリアは周辺の基地局でカバーしているが、周辺の基地局ではトラヒックの増大が課題となる。
そのため、周辺の基地局でトラヒックが増大する事象に対応するために適切な技術的措置を講じており、携帯通信サービスの継続を確保すると強調している。
Mobile Interim Company 1が講じた技術的措置の内容までは開示していない。
バアブダー地区はベイルート県の県都でレバノンの首都でもあるベイルート市の南部に隣接する。
日本ではベイルート南部郊外、ベイルート南郊、ダーヒエ地区と表記することも一般的となっている。
日本の報道機関ではしばしばバアブダー地区もベイルート県やベイルート市の一部と思わせる表現が見られるが、ベイルート県はベイルート市の1市で構成しており、バアブダー地区はベイルート県やベイルート市の一部ではない。
正確にはバアブダー地区は山岳レバノン県に位置する地区である。
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