香港のCSL Mobileが2Gを終了、31年超の歴史に幕
- 2024年11月13日
- 海外携帯電話
香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるHong Kong Telecommunications (HKT)の完全子会社で香港特別行政区のCSL Mobile (香港移動通訊)は第2世代移動通信システム(2G)の提供を終了した。
CSL Mobileは2024年11月8日をもって2Gの提供を終了しており、2024年11月9日以降はHong Kong Telecommunications (HKT)が2Gの停波を進めている。
CSL Mobileはcsl、1O1O、abc Mobileの商標を用いて携帯通信サービスを提供している。
いずれも同一の携帯通信網を利用するため、2Gの停波に伴う影響を受ける。
なお、Hong Kong Telecommunications (HKT)およびCSL Mobileは機能を分担して携帯通信事業を行う。
周波数の免許などはHong Kong Telecommunications (HKT)が保有するため、免許人はHong Kong Telecommunications (HKT)となる。
CSL Mobileは携帯通信サービスの提供に特化しており、携帯通信サービスの提供事業者として機能する。
そのため、Hong Kong Telecommunications (HKT)の免許に基づき同社が運用する携帯通信網を用いてCSL Mobileが携帯通信サービスを提供することになる。
Hong Kong Telecommunications (HKT)は2Gの無線方式としてGSM方式を採用した。
1993年7月にGSM方式を商用化しており、当時の英領香港で2番目、アジアでも2番目にGSM方式を商用化した移動体通信事業者となった。
Hong Kong Telecommunications (HKT)およびCSL Mobileの2Gは31年超の歴史に幕を下ろしたことになる。
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