ベトナムの軍隊工業通信グループ、自社製5G基地局の国際展開も視野に全国拡大へ
- 2024年11月17日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)は同社の支店でベトナムのViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupが開発した基地局を構成する無線装置の展開を2025年第1四半期にはベトナム各地に拡大することが分かった。
Viettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupが開発した無線装置はViettel Groupの支店でベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupの第5世代移動通信システム(5G)向けに供給している。
フロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEが定めるO-RANフロントホール仕様に準拠する。
まずは2024年11月13日にベトナムの首都・ハノイ市およびハナム省の一部に限定して運用を開始した。
2025年以降の国際展開に向けて2025年第1四半期にはベトナム各地で運用を開始する計画で、300局以上の基地局で展開する予定という。
ベトナムで全国的に展開して国際展開に向けた実績を作る意向と考えられる。
なお、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは2024年10月15日に5Gを商用化しており、5Gの商用化時点で5Gの基地局は6,500局以上も開設している。
2025年第1四半期には5Gの基地局数も増加すると思われるが、おおむね全体の5%弱の割合でViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Group製の無線装置を導入すると推測できる。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupおよびViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel GroupはともにViettel Groupの支店で、いずれも法人格はない。
事実上、Viettel Groupは自社の携帯通信網で自社の無線装置を導入していることになる。
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