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米AppleがEUなどでiPhone 14とiPhone SE (第3世代)を販売終了、USB-C統一で



米国(アメリカ)のAppleは欧州連合(European Union:EU)の域内などでスマートフォン「iPhone 14」、「iPhone 14 Plus」、「iPhone SE (第3世代)」の販売を終了したことが分かった。

いずれも充電端子にLightningを採用した機種で、欧州連合の域内に加えてスイスおよびノルウェーでも2024年12月27日までに販売を順次終了している。

欧州連合の域内、スイス、ノルウェー以外では2024年12月28日以降も販売を継続しており、日本でも正規に購入できる。

欧州連合では決定機関の欧州議会(European Parliament)および欧州連合理事会(Council of the European Union)が2022年11月23日に共通充電器指令の通称で知られる欧州議会および欧州連合理事会の指令(EU) A2022/2380を正式に採択した。

共通充電器指令は2022年12月7日付けで欧州連合官報に掲載および2022年12月27日に発効している。

2024年12月28日以降に欧州連合の域内で販売するスマートフォンを含めた携帯電話は充電端子にUSB Type-Cを採用する必要があることを規定しており、欧州連合の加盟国では強制的に適用される。

スイスおよびノルウェーは欧州連合に加盟していないが、欧州連合と締結した関連する協定の規定に基づきスイスおよびノルウェーでも適用の対象となっている。

そのため、Appleは欧州連合の域内、スイス、ノルウェーでは2024年12月27日までに充電端子にLightningを採用した機種の販売を終了することになった。

充電端子にUSB Type-Cを採用するiPhone 15シリーズ以降のiPhoneは影響を受けない。

AppleはiPhone 15シリーズ以降のiPhoneの充電端子をUSB-Cと表記するが、USB-CはUSB Type-Cの異称である。

USB Type-Cを含めたUSB技術の策定を行う業界団体で米国のUSB Implementers Forum (USB-IF)はUSB Type-Cの規格の表記としてUSB Type-CおよびUSB-Cを許可しているため、Appleの表記に問題はない。

iPhone 15シリーズ以降のiPhoneではUSB Type-Cの端子内に型番と製造国を印字している。

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