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中国当局、ミリ波5Gの技術検証を許可



中国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)は中国の移動体通信事業者(MNO)に対してミリ波(mmWave)の周波数で第5世代移動通信システム(5G)の技術検証を許可したこが分かった。

中国の移動体通信事業者は黒竜江省の省都・ハルビン市で開催するアジア冬季競技大会ハルビン2025の期間に限定してミリ波の周波数で5Gの技術検証を行える。

技術検証の一環として8Kの高精細な映像の伝送などを想定している。

特別行政区を除く中国ではミリ波の周波数で5Gの技術検証を許可した事例は初めてである。

工業和信息化部は国際大会では通信技術に対する高い需要が求められると認識しており、通信技術に対する高い要求を満たすためにミリ波の周波数で5Gの技術検証を認めることになった。

対象のミリ波の周波数は26GHz帯となる。

厳密には26GHz帯は準ミリ波の周波数となるが、携帯通信分野では一般に準ミリ波の周波数も含めてミリ波の周波数として認識される。

5Gの無線方式であるNR方式ではNR Bandとして周波数を定義しており、ミリ波の周波数を中心として定義されたFR2-1のNR Bandの範囲を一般にミリ波と呼称する。

技術検証の対象の26GHz帯でNR方式を運用する場合のNR BandはFR2-1のn258となる見込みである。

なお、特別行政区としては香港特別行政区でミリ波の周波数で5Gを導入している。

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