OREX SAIがフィリピンでOpen RANフィールドトライアルへ実証、総務省の公募で
- 2025年02月07日
- docomo-NEC
OREX SAIはフィリピンでOpen RANのフィールドトライアルに向けた実証を行うことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)はフィリピンにおけるOpen RANのフィールドトライアル実施に向けた実証の請負として一般競争入札および総合評価で事業者の公募を行い、OREX SAIが落札した。
落札決定日は2024年12月23日で、落札価格は1億8,100万円である。
OREX SAIはフィリピンでOpen RANのフィールドトライアルの実施に向けた実証を行うことになる。
総務省の公募でOREX SAIが落札した案件はカンボジアにおける4G Open RAN展開に向けた実証の請負に次いで2件目となった。
なお、OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社である。
出資比率はNTT DOCOMOの完全子会社であるNTT DOCOMO GLOBALが66%で、NEC Corporationが34%となっている。
NTT DOCOMOが株式の過半を保有しており、NTT DOCOMOの子会社となる。
これまでに、フィリピンではNTT DOCOMOが同国の移動体通信事業者(MNO)であるSmart CommunicationsとOpen RANの概念実証を行い、Open RANのフィールドトライアルを実施することでも合意している。
NTT DOCOMOはOREX SAIを通じて総務省の公募案件でもOpen RANのフィールドトライアルに向けて取り組むことになる。
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