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OnAirが航空機内の携帯電話サービスを終了、約15年の歴史に幕



スイスのSITA OnAir Switzerlandは航空機内における携帯電話事業を終了した。

2025年1月24日までに航空機内における携帯電話サービスの提供を終了しており、航空機内における携帯電話事業から撤退したことになる。

SITA OnAir Switzerlandは世界で初めて航空機内における携帯電話サービスのシステムを商用化した実績がある。

オマーンのOman Air (オマーン航空)がSITA OnAir Switzerlandのシステムを最初に導入した航空会社となった。

SITA OnAir Switzerlandの航空機内における携帯電話サービスは対象の機材に搭乗する乗客が契約した地上の携帯電話事業者がSITA OnAir Switzerlandとローミング協定を締結している場合にローミングで利用できる。

一時的にはSITA OnAir Switzerlandとローミング協定を締結する携帯電話事業者やSITA OnAir Switzerlandのシステムを採用する航空会社は拡大したが、限定的な携帯電話サービスや高額な料金などが影響して利用が進まず、近年はSITA OnAir Switzerlandとローミング協定を終了する携帯電話事業者が増加していた。

日本の携帯電話事業者も例外ではなく、NTT DOCOMOが航空機ローミングサービス、KDDI CORPORATIONおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)は航空機内におけるau世界サービス、SoftBank Corp.が機内ケータイとして航空機内における携帯電話サービスの提供を開始したが、NTT DOCOMO、KDDI CORPORATION、Okinawa Cellular Telephone Companyは提供を終了した。

さらに無線LANを筆頭に航空機内で通信環境が著しく改善したことで、航空機内における携帯電話サービスは需要の低迷が続いた。

Oman Airでは2010年3月2日に航空機内における携帯電話サービスを導入したため、SITA OnAir Switzerlandが提供する航空機内における携帯電話サービスは約15年の歴史に幕を下ろしたことになる。

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