ファーウェイ、FDDトライバンドMassive MIMOを国際展開
- 2025年03月04日
- 海外携帯電話

中国のHuawei Technologies (華為技術)はFDDトライバンドMassive MIMOソリューションの世界的な商業展開を正式に開始したと発表した。
FDDトライバンドMassive MIMOソリューションはFDDのトライバンドで動作するMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ分離型無線装置を含む基地局のソリューションである。
周波数は1.8GHz帯、2.1GHz帯、2.6GHz帯で動作する。
FDDトライバンドMassive MIMOソリューションの展開によって移動体通信事業者(MNO)がサブ3GHz帯(Sub3)の周波数の価値を最大化することを支援するという。
さらに第4世代移動通信システム(4G)のトラヒックの需要の高まりを満たし、第5世代移動通信システム(5G)のサービス体験の向上にも資すると説明している。
ナイジェリア、アンゴラ、コートジボワールなどの複数のアフリカ諸国で商業展開を順次開始する。
アフリカの急速な都市化と人口の増加はデータ通信の需要の急速な増加を招き、移動体通信事業者にとっては混雑に伴う品質の低下が課題となっている。
FDDトライバンドMassive MIMOソリューションではトラヒックの増大に対応できるほか、小型かつ軽量でエネルギー効率に優れるため、賃貸借費や電力費も大幅に削減できるという。
アフリカ諸国以外にアジア太平洋地域、中央アジア、中南米(ラテンアメリカ)の15か国の移動体通信事業者が近く導入することも決定している。
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