NTTドコモ、Dragonwing X100を活用したNECのvRANを商用展開
- 2025年03月04日
- docomo-NEC

NTT DOCOMOはNEC Corporation (日本電気)が開発した仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)を商用展開していることが分かった。
米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm TechnologiesがQualcomm Dragonwing Cellular Infrastructureのラインナップで展開する第5世代移動通信システム(5G)およびOpen RAN向けの製品を商用で導入した事例として公表している。
Qualcomm Technologiesによると、NTT DOCOMOはQualcomm Technologiesが開発したインライン型アクセラレータであるQualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardの高いパフォーマンスと電力効率を日本全国のvRANの展開で利用しているという。
vRANにはレイヤ1ソフトウェアを統合してQualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardを備えたNEC Corporationの仮想化された分散装置が含まれる。
これまでに、NEC Corporationからは同社がNTT DOCOMOからvRANのベンダの1社として選定されたほか、Qualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardを活用したvRANを商用化したことが個別に発表されている。
NTT DOCOMOに対してはQualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardを活用したvRANを供給していると考えられる。
なお、Qualcomm Technologiesは通信インフラストラクチャ、産業用、IoT向け製品のブランドとしてQualcomm Dragonwingを新設した。
当初、Qualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardは名称をQualcomm X100 5G RAN Accelerator Cardとして展開していたが、Qualcomm Dragonwingの新設に伴いQualcomm Dragonwing X100 Accelerator Cardに改称している。
スポンサーリンク