KDDI、天神祭でDB-MMU搭載の可搬型基地局を初導入
- 2025年07月24日
- KDDI-SAMSUNG

KDDI CORPORATIONはDual Band Massive MIMO Unit (DB-MMU)を搭載した可搬型基地局を初めて導入すると発表した。
Dual Band Massive MIMO Unitを搭載した可搬型基地局は天神祭で通信品質を強化する目的で運用することになった。
Dual Band Massive MIMO UnitはTDDの3.7GHz帯と4.0GHz帯のデュアルバンドで動作するMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置である。
無線方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応している。
NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn77およびn78で、4.0GHz帯がn77となる。
3.7GHz帯ではMultiple Frequency Band Indicator (MFBI)技術を適用してn77の端末も許容することになる。
天神祭は大阪府大阪市北区に所在する大阪天満宮を中心として2025年7月24日と2025年7月25日に開催する。
Dual Band Massive MIMO Unitは1台で2の異なる周波数を同時に利用できるため、1の周波数で動作する従来のシングルバンドのMassive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置と比較して最大で2倍の加入者を接続できる。
可搬型基地局は建物などに容易に設置できる構造であるため、Dual Band Massive MIMO Unitを搭載した可搬型基地局は一時的にトラヒックの増大が見込まれるイベントなどで通信品質の強化に貢献すると期待される。
なお、天神祭で通信品質を強化する目的で運用するDual Band Massive MIMO Unitを搭載した可搬型基地局は大阪市都島区中野町4丁目付近および大阪市都島区綱島町付近に設置する。
Dual Band Massive MIMO Unitの製造元は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)である。
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