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シンガポール4位のSIMBA Telecom、3位のM1を買収へ



豪州(オーストラリア)のTuasは同社の完全子会社でシンガポールの移動体通信事業者(MNO)であるSIMBA Telecomがシンガポールの移動体通信事業者であるM1 (第一通)を買収すると発表した。

SIMBA TelecomはシンガポールのKonnectivityおよびKeppel KonnectからM1の株式の全部を取得することでKonnectivityおよびKeppel Konnectと法的拘束力を有する株式売買契約を締結したという。

なお、M1の株式はKonnectivityが80.69%、Keppel Konnectが19.31%を保有する。

KonnectivityはKeppel KonnectとシンガポールのStraits Multimediaの合弁会社で、出資比率はKeppel Konnectが80%、Straits Multimediaが20%となっている。

Keppel KonnectはシンガポールのKeppelの完全子会社で、Straits MultimediaはシンガポールのCuscaden Peak Investmentsの完全子会社であるため、M1に対する最終的な出資比率はKeppelが83.86%、Cuscaden Peak Investmentsが16.14%となる。

シンガポールでは移動体通信事業者はSIMBA Telecom、M1、Singtel Mobile Singapore、StarHub Mobileの4社が存在する。

親会社の決算期の都合から集計の基準日は異なるが、加入件数は2025年3月末時点でSingtel Mobile Singaporeが453万6,000件、StarHub Mobileが237万8,000件、M1が207万6,000件、2025年1月末時点でSIMBA Telecomが116万件である。

おおよその占有率はSingtel Mobile Singaporeが45%、StarHub Mobileが23%、M1が21%、SIMBA Telecomが11%となることが分かる。

そのため、加入件数を基準にシンガポールで4位の移動体通信事業者が3位の移動体通信事業者を買収することになる。

M1を買収後の詳細な計画は開示していないが、SIMBA Telecomが同国内で移動体通信事業者を所有および維持することは非効率であるため、最終的には携帯通信事業の事業会社は統合すると思われる。

SIMBA TelecomとM1の合計ではシンガポールで2位の規模となる。

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