ソフトバンク、VoNRを提供開始
- 2025年10月10日
- SoftBank-総合

SoftBank Corp.はVoice over NR (VoNR)を商用化した。
SoftBank Corp.が展開するSoftBankの携帯通信サービスで2025年10月9日にVoNRの提供を開始している。
VoNRはスタンドアローン(SA)構成のNR方式で実現する音声通話である。
これまで、NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成およびSA構成ともに導入しているが、いずれも音声通話はLTE方式で行うVoice over LTE (VoLTE)で提供してきた。
SA構成は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式が単独で動作するRAN構成で、VoNRの導入前はEPSフォールバック(EPSFB)を適用してVoLTEに切り替えていた。
NSA構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するRAN構成で、アンカーバンドとして動作する優先の搬送波のLTE方式でVoLTEによる音声通話となる。
2025年10月9日からは対象のエリアで対応機種を利用する場合にVoNRを利用できる。
SoftBank Corp.はSA構成のNR方式による携帯通信サービスを5G SAとして提供しており、5G SAのエリアの一部がVoNRのエリアとなっている。
対応機種はSony Corporation製のXperia 10 VII (A502SO)で、Xperia 10 VII (A502SO)以外にも対応機種は拡大する予定という。
Xperia 10 VII (A502SO)は2025年10月9日に発売しており、機種代金はSoftBank Corp.が運営するソフトバンクオンラインショップおよび直営店のソフトバンクショップで88,560円(税込)である。
機種代金は店舗によって異なることに留意しておきたい。
なお、SoftBank Corp.ではVoNRの読み方をブイオーエヌアールと案内している。
その他の詳細などはSoftBankの公式ウェブサイトを参照されたい。
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