台湾でAmbit版のInFocus M810 VoLTE Versionを購入
- 2015年06月07日
- Report
COMPUTEX TAIPEI 2015の取材で台湾の台北を訪問したので、Foxconn Technology Group (鴻海科技集団)傘下のFIH Mobile (富智康集団)製スマートフォン「InFocus M810 VoLTE Version (富可視 M810 VoLTE版本」を購入した。
Foxconn Technology Group傘下で台湾の移動体通信事業者であるAmbit Microsystems (國碁電子)の唯一の直営店を訪問し、記念にInFocus M810 VoLTE Versionを購入することに決めた。
価格は10,988台湾ドル(約44,000円)に設定されており、通常のInFocus M810はInFocusの直販サイトで9,988台湾ドル(約40,000円)であるため、InFocus M810 VoLTE Versionは割高な価格設定である。
ハードウェアは通常版と共通であるが、ソフトウェアは通常版と異なり、Ambit MicrosystemsのVoLTEサービスに対応している。
化粧箱にはVoLTEに対応していることを示すように、VoLTEとシールが貼られている。
Ambit Microsystemsは2015年5月15日より新規参入した移動体通信事業者で、移動体通信サービスはAPT700 FDDと呼ばれるFDD-LTE 700(B28) MHzのみを使用しており、音声通話はすべてVoLTEとなる。
InFocus M810 VoLTE VersionはAmbit Microsystemsの公式ウェブサイトには黒と金の本体カラーが掲載されているものの、実際には黒のみが用意されている。
Ambit MicrosystemsはInFocus M810 VoLTE Version以外の端末としてはモバイル無線LANルータのGt MHS-102を販売している。
ただ、Gt MHS-102はデータ通信専用端末であるためVoLTEに対応させる必要がなく、またAsia Pacific Telecom (亞太電信)のGtブランドそのままで販売しており、Ambit Microsystemsの独自性がないため購入は見送った。
なお、Asia Pacific Telecom向けの端末をそのまま販売するには理由があり、Ambit Microsystemsは2015年12月31日を効力発生日としてAsia Pacific Telecomと合併する予定で、この合併によりAmbit Microsystemsは消滅会社となる。
消滅が決まっているAmbit Microsystems向けとして独自にカスタマイズされたスマートフォンは現時点でInFocus M810 VoLTE Versionのみであり、また統合までにAmbit Microsystems向けのスマートフォンが登場することは考えにくく、InFocus M810 VoLTE VersionはAmbit Microsystems向けの最初で最後のスマートフォンとなる見込みであるため購入を決意した。
ちなみに、通常版のInFocus M810にはAndroid 5.0.2 Lollipop Versionが配信されているが、InFocus M810 VoLTE Versionはスペシャルなので現時点ではAndroid 4.4.2 KitKat Versionのままである。
Ambit Microsystemsについては別媒体で詳しくレポートするので、またいつか…
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