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台湾の中華電信が4G LTEを使い放題なプリペイドSIMを空港で販売開始



台湾の移動体通信事業者であるChunghwa Telecom(中華電信)は台湾の一部の空港においてLTEサービスを無制限に利用可能なプリペイドSIMカードの販売を開始したため、早速購入してみた。

台湾には台湾桃園国際空港から入国したが、到着した際にはChunghwa Telecomが空港でLTEサービスを利用可能なプリペイドSIMカードを販売していることを知らなかったため、入国前の制限エリア内でTaiwan Mobile(台湾大哥大)のLTEサービスを無制限に利用可能なAsia Pacific Telecom(亞太電信)のプリペイドSIMカードを購入していた。

入国後は空港のカウンターではFar Eastone Telecommunications(遠傳電信)のLTEサービスを利用可能なプリペイドSIMカードのみを購入する予定であったが、Chunghwa Telecomのカウンターには4G Prepaid Cardと記載されており、LTEサービスを利用できるというので仕方なく購入した次第である。

これで、Chunghwa Telecom、Taiwan Mobile、Asia Pacific Telecom(台湾桃園国際空港のみ)の3社が空港でLTEサービスを無制限に利用できるプリペイドSIMカードを取り扱うことになる。

Chunghwa TelecomのプランはA~Hまでの8種類で、内容はシンプルなものとなっている。

2015年6月4日における各プランの内容(有効日数・内容・販売価格)は下記の通りである。

A:3日間・データ通信無制限+音声通話100台湾ドル分・300台湾ドル(約1,200円)
B:5日間・データ通信無制限+音声通話50台湾ドル分・300台湾ドル(約1,200円)
C:5日間・データ通信無制限+音声通話300台湾ドル分・500台湾ドル(約2,000円)
D:7日間・データ通信無制限+音声通話150台湾ドル分・500台湾ドル(約2,000円)
E:10日間・データ通信無制限+音声通話100台湾ドル分・500台湾ドル(約2,000円)
F:15日間・データ通信無制限+音声通話100台湾ドル分・700台湾ドル(約2,800円)
G:15日間・データ通信無制限+音声通話250台湾ドル分・800台湾ドル(約3,200円)
H:30日間・データ通信無制限+音声通話430台湾ドル分・1,000台湾ドル(約4,000円)

SIMカードのサイズはMini SIM (2FF)サイズ、Micro SIM (3FF)サイズ、Nano SIM (4FF)サイズの3種類に切り抜けるタイプであるため、SIMカードのサイズに関する心配は不要である。

Chunghwa TelecomはFDD-LTE 1800(B3)/900(B8) MHzでLTEサービスを提供しており、メインはFDD-LTE 1800(B3) MHzで展開している。

FDD-LTE 1800(B3) MHzは対応端末が多いため端末の調達には困らないが、Taiwan MobileのLTEネットワークの方が全体的に快適に使える印象を受けた。

Taiwan MobileやFar Eastone TelecommunicationsはFDD-LTE 1800(B3)/700(B28) MHzでLTEサービスを提供しており、メインはFDD-LTE 700(B28) MHzで展開しているが、FDD-LTE 1800(B3) MHzのエリアが急速に拡大しているため、状況に応じてはChunghwa Telecom以外を選んでも問題ないだろう。

個人的なLTEサービスを無制限に利用できるプリペイドSIMカードのオススメ度はTaiwan Mobile、Asia Pacific Telecom、Chunghwa Telecomの順である。(各移動体通信事業者が提供するすべての周波数に対応する端末を保有している場合)

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