GSAがLTEサービスに関する調査を発表、143の国と地域で422の事業者がLTEサービスを提供中
- 2015年07月24日
- 海外携帯電話
調査会社のGSMは世界におけるLTEサービスに関する調査の結果を発表した。
世界では143の国と地域において422の事業者がLTEサービスを商用化していることが明らかにされている。
LTEサービスを商用化している事業者の20%以上88社はLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを導入しており、キャリアアグリゲーションを導入済みの国と地域は45に達するという。
また、キャリアアグリゲーションを導入済みの88社のうち、15社はLTE UE Category 4のみに対応し、73社がLTE UE Category 6に対応する。
周波数別では1.8GHz帯(Band 3)が世界最多で、89の国と地域において189の事業者が採用しており、LTEサービスを商用化している事業者のうち44%が1.8GHz帯を採用することになる。
一時期は1.8GHz帯を採用する事業者が45%を超えていたため、全体的な割合としては減少していることになる。
APT700 FDDと呼ばれる700MHz帯(Band 28)など新しい周波数の採用や、WiMAX事業者のTD-LTE方式の導入などが相次ぎ、1.8GHz帯の割合が減少気味にあると考えられる。
1.8GHz帯の次に採用数が多い周波数は2.6GHz帯(Band 7)で100社が採用しており、その次は800MHz帯(Band 20)で91社が採用する。
TD-LTE方式の採用は59社となっており、LTEサービスを商用化している事業者のうちおよそ7分の1がTD-LTE方式を導入していることになる。
なお、TD-LTE方式を採用する事業者のうち17社はFDD-LTE方式とTD-LTE方式のデュアルモードで展開しており、TD-LTE方式で最も採用数が多い周波数は依然として2.3GHz帯(Band 40)となる。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE(Voice over LTE)は16の国と地域で25の事業者が商用化している。
VoLTE対応端末としては198機種のスマートフォンを含む219機種が発表されているという。
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