北朝鮮でDVB-T2方式の地上デジタルTV放送対応スマートフォンで放送波を検出
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)を訪問した際に、平壌でDVB-T2方式の地上デジタルテレビ放送に対応したスマートフォンで放送波を検出してきた。
北朝鮮における地上デジタルテレビ放送の方式は把握していなかったが、隣国の中国方式や南朝鮮(韓国)方式とは異なる可能性が高く、また敵国の日本方式や米国方式を採用する可能性も低く感じたため、欧州方式であるDVB-T/DVB-T2方式の可能性が高いと判断し、訪朝の際にはDVB-T2方式に対応したスマートフォンを持参した。
ホイップ式のアンテナを伸ばして平壌高麗ホテル(Pyongyang Koryo Hotel/평양고려호텔)の客室内の窓際でチャンネルを検索すると、4つのチャンネルを捕捉できた。
視聴するために捕捉したチャンネルを選択すると何も表示されず、TV番組を視聴することはできなかったが、平壌でDVB-T2方式の放送波を検出できたことは確かである。
北朝鮮ではTVの視聴に対応したモバイル端末としては、以前より複数のタブレットが販売されている。
アナログTVに対応したタブレットはすでに多くのラインナップが存在しているが、将来的には北朝鮮で地上デジタルテレビ放送に対応したモバイル端末が登場する可能性も考えられる。
これから北朝鮮で登場する新型のモバイル端末に期待しておきたいところである。
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平壌高麗ホテルのテレビで朝鮮中央テレビ(Korean Central Television/조선중앙텔레비죤:KCTV)のTV番組を視聴
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