中国電信が下り最大300Mbpsを実現するCA_1-3のキャリアアグリゲーションを北京で披露
- 2015年10月18日
- Report
中国の移動体通信事業者であるChina Telecom(中国電信)は中国の首都・北京で開催されたPT/EXPO COMM CHINA 2015においてLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションのデモンストレーションを披露した。
China Telecomは天翼4G+としてキャリアアグリゲーションによる下り最大300Mbpsのサービスを展開しており、2015年8月1日より上海、天津、重慶、広東省の広州と深圳、浙江省の杭州と寧波、江蘇省の南京と蘇州、陝西省の西安、湖北省の武漢、四川省の成都、福建省の福州、安徽省の合肥、湖南省の長沙、雲南省の昆明、河北省の石家庄でキャリアアグリゲーションを商用化している。
北京ではキャリアアグリゲーションを商用化していないものの、PT/EXPO COMM CHINA 2015の会場では特別にキャリアアグリゲーションを利用できる環境を構築し、スマートフォンの実機を用いてキャリアアグリゲーションのデモンストレーションを行った。
China TelecomはFDD-LTE方式とTD-LTE方式を採用しているが、キャリアアグリゲーションはFDD-LTE方式のみとなり、組み合わせはCA_1-3で2.1GHz帯(Band 1)の20MHz幅と1.8GHz帯(Band 3)の20MHz幅を束ねている。
スマートフォンはSamsung Galaxy Note5 (SM-N9200)を用いており、通信速度測定アプリを立ち上げた状態で展示し、来場者に対して通信速度を測ってみるよう勧めていた。
何度か通信速度を測定してところ最大で288.77Mbpsを記録し、条件が整えば理論値の300Mbpsに近い速度が出ることをアピールしていた。
個人的には速度以外の部分も詳しく説明してほしかったと感じるが、北京で商用化する前のキャリアアグリゲーションを試せたことは良かったと思う。
また、中国ではApple iPhone 6sやApple iPhone 6s Plusで利用できる最速のモバイルネットワークとなるため、Apple iPhone 6sとApple iPhone 6s Plusのパンフレットも配布して天翼4G+をアピールしていた。
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