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東ティモールで3社のプリペイドSIMカードを購入



東ティモール民主共和国(ティモール・レステ:以下、東ティモール)の首都・ディリを訪問し、東ティモールの移動体通信事業者が提供するプリペイドSIMカードを購入した。

改めて真面目に記事を書く予定であるが、まずは忘れないようにメモ程度に書いておく。

東ティモールの移動体通信事業者はポルトガルのPortugal Telecom傘下のTimor Telecom、ベトナムのViettel Group (軍隊通信グループ)傘下でTelemorブランドで展開するViettel Timor Leste、インドネシアのTelekomunikasi Indonesia傘下でTELKOMCELブランドを展開するTelekomunikasi Indonesia International (TL)の3社で、ポルトガル系、ベトナム系、インドネシア系の3社が存在することになる。

以下よりViettel Timor LesteはTelemor、Telekomunikasi Indonesia International (TL)はTELKOMCELと表記する。

支払方式はプリペイドが主流の国であり、3社ともプリペイドSIMカードを提供している。

東ティモール唯一の国際空港であるプレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港にはTimor TelecomとTELKOMCELのブースが設置されており、ここでプリペイドSIMカードを購入できる。

市内各所にある移動体通信事業者のショップでもプリペイドSIMカードを購入可能で、プレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港からディリ市内中心部に向かう途中にあるTimor PlazaにはTimor TelecomとTELKOMCELのショップが入居し、またTimor Plazaの隣にはTelemorのショップがあるため、3社ともプリペイドSIMカードを購入したければTimor Plaza周辺で入手するのが手っ取り早い。

特にディリ市内中心部はTimor TelecomおよびTELKOMCELのショップは営業時間が短く休業日も多いが、Timor Plaza内のショップはTimor Plazaの営業時間に合わせているため営業時間が長く休業日も少ない。

なお、Telemorは営業時間が長く休業日も少ないため、Timor TelecomやTELKOMCELのような面倒くささはない。

ディリ到着日はホテルの無料送迎があり、ホテルのチェックイン後にプリペイドSIMカードを購入する予定であったが、Timor TelecomとTELKOMCELのショップは営業しておらず、初日はTelemorのプリペイドSIMカードのみ購入することになった。

Timor Telecomは最終的にプリペイドSIMカードを購入できたものの、システムに問題が発生して一時的にプリペイドSIMカードを販売できない状況に陥っていた。

プリペイドSIMカードを購入する際は、SIMカード代とプラン代の合計を支払うだけで非常にシンプルである。

SIMカード代は3社とも1米ドルで共通しており、プランはカウンターに記載されているためそこから選べば問題ない。

ただ、TelemorとTELKOMCELはプロモーションで通常のプランより安価でデータ通信容量が大きいプランが存在するが、このプロモーションはカウンターに記載されておらず、あらかじめプロモーションのことを把握して口頭で伝える必要がある。

ディリ市内にはプロモーションの広告が多く見られ、広告の写真を撮っておいて購入時にプロモーションを適用したいと伝えれば問題ない。

TELKOMCELのみ旅行者向けプランを用意しており、これだけはSIMカード代を含めたパッケージとして販売されている。

旅行者向けプランは登録制ではなくパッケージとして用意されているため、最安プランは売り切れのショップもあり、またプランによってはプロモーションや通常のプランを適用する方が安い場合があるため、利用者自身で判断して選べば良い。

本人確認書類の提示はTimor Telecomのみ要求されたため、パスポートを提示した。

街中ではプリペイドSIMカードを売り歩く人々も多く、SIMカード単体を3~5米ドルで売っていた。

正規のショップで購入すれば上乗せされていない価格でプリペイドSIMカードを購入可能で、また確実に指定のプランも登録してくれるため、東ティモールでプリペイドSIMカードを購入するならば正規のショップで購入する方が無難である。

APNはTimor TelecomとTELKOMCELがinternet、Telemorがt-internetと案内しているが、TELKOMCELは適当な文字列のAPNでも通った。

SIMカードのサイズは3社ともMicro SIM (3FF)サイズとMini SIM (2FF)サイズのデュアルカットが存在するが、Telemorのみデュアルカットの在庫がない場合やデュアルカットはSIMカード代が5米ドルの良番号のみというケースが見られた。

テザリングの制限はないが、各社の周波数には注意しておきたいところである。

Timor TelecomがW-CDMA 2100(I)/850(V) MHz, GSM 900 MHz、TelemorがW-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, GSM 1800/900 MHz, TELKOMCELがW-CDMA 2100(I)/850(V) MHz, GSM 900 MHzとなる。

このうち、Timor Telecomはディリ中心部はW-CDMA 2100(I) MHzのみ、ディリ郊外およびディリ市外はW-CDMA 2100(I)/850(V) MHzまたはW-CDMA 850(V) MHzのみ、TELKOMCELは基本的にW-CDMA 850(V) MHzのみで一部においてW-CDMA 2100(I) MHzを導入しており、Timor TelecomまたはTELKOMCELで利用する場合はW-CDMA 850(V) MHzに対応した端末を用意すべきだろう。

timor_sim

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