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台湾の亞太電信と國碁電子が合併



台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom(亞太電信)とFoxconn Technology Group(鴻海科技集団)の子会社で台湾の移動体通信事業者であったAMBIT Microsystems(國碁電子)は2015年12月31日に合併し、両社の事業を統合した。

合併の方式は吸収合併となっており、Asia Pacific Telecomを存続会社とし、AMBIT Microsystemsは消滅会社となる。

これによりAMBIT Microsystemsの契約者は2015年12月31日の0時(台北時間)よりAMBIT Microsystemsとの契約からAsia Pacific Telecomとの契約に自動移行し、契約約款などはAsia Pacific Telecomの規則が適用される。

2015年12月31日以降はAMBIT Microsystemsのすべての事業をAsia Pacific Telecomが継承することになる。

AMBIT Microsystemsは1991年にAcer(宏碁)の子会社として設立されており、2003年にFoxconn Technology Groupが買収した。

2013年10月に終了した周波数オークションにおいて周波数を獲得したことで移動体通信事業への新規参入が決定し、2015年5月15日より移動体通信サービスを提供していた。

Asia Pacific TelecomとAMBIT Microsystemsの統合案は台湾の行政機関で電気通信事業などを管轄する国家通訊伝播委員会(NCC)より2度にわたり合併案を却下されたが、2015年11月上旬に合併案の承認を受けて2015年12月31日に合併することが決まり、AMBIT Microsystemsとしての移動体通信サービスは7ヶ月半で終えることになる。

また、これまでにAsia Pacific TelecomはVoLTE (Voice over LTE)を商用化していなかったが、台湾で最初にVoLTEを商用化したAMBIT Microsystemsの事業を継承することでVoLTE (Voice over LTE)の提供も開始することになり、Gt VoLTEとして展開することが決まっている。

Asia Pacific Telecom

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