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携帯電話事業者3社が総務省のガイドラインに基づき計測した実効速度を公開



日本の移動体通信事業者であるNTT docomo、KDDI、SoftBankは総務省が定める移動系通信事業者が提供するインターネット接続サービスの実効速度計測手法及び利用者への情報提供手法等に関するガイドラインに基づいて計測した実効速度を公開した。

なお、実効速度とは一般的な利用環境で計測した通信速度を示している。

実効速度の計測手法が公開されており、計測場所は政令指定都市と東京都特別区を含む県庁所在地を人口規模に応じて人口50万人未満、人口50万人以上100万人未満、人口100万人以上の3つに分類し、各分類からランダムに選定された各々3都市および東京都特別区の合計10都市の1500地点において計測員による実地調査方式で計測している。

計測場所の1500地点は、全国10都市から300メッシュ(1メッシュ:500m四方)×5地点で計1500地点となっている。

計測時間は通信が混雑する時間帯に計測しており、オフィス街および繁華街メッシュは正午から午後6時までの時間内、住宅街メッシュは午後3時から午後9時までの時間内である。

計測回数は1地点で3回計測し、同一地点の値としては3回の平均とする。

計測端末のOSはAndroidとiOSの端末を用意しており、上りと下りの通信速度を計測している。

計測ツールは米国のFCCが公開しているソフトウェアをベースとして、総務省が実証時に作成した計測ソフトウェアを活用した。

データの集計と表示方法はばらつきのあるデータを分かりやすく表示するための統計学的グラフである箱ひげ図にて集計表示をし、小さい方から1/4の値となる第1四分位数~大きい方から1/4の値となる第3四分位数の中央値に近い半数を実効速度の表示範囲とする。

計測対象都市、計測機種、計測期間は移動体通信事業者によって異なっており、NTT docomoの計測対象都市は秋田市、東京23区、さいたま市、富山市、京都市、大阪市、堺市、松山市、北九州市、大分市、計測機種はAndroidがARROWS NX F-05F、ARROWS NX F-04G、Galaxy S6 edge SC-04G、Galaxy S6 SC-05G、AQUOS ZETA SH-01H、iOSがiPhone 6s、計測期間は2015年10月~12月である。

KDDIは計測対象都市が札幌市、前橋市、さいたま市、東京23区、静岡市、大阪市、堺市、岡山市、鳥取市、宮崎市、計測機種がAndroidはisai vivd LGV32とAQUOS SERIE SHV32、iOSはiPhone 6s、計測期間は2015年10月~12月となっている。

SoftBankの計測対象都市は札幌市、青森市、新潟市、千葉市、東京23区、静岡市、名古屋市、大津市、高松市、福岡市、計測端末はAndroidがAQUOS Xx (404SH)、iOSがiPhone 6s、計測期間は2015年11月~12月としている。

実効速度はNTT docomoのAndroidが下り53~91Mbps、上り13Mbps~28Mbps、iOSが下り49Mbps~89Mbps、上り14~30Mbps、KDDIはAndroidとiOSの値を集計して下り50~103Mbps、SoftBankはAndroidとiOSの値を集計して下り42.5~76.6Mbps、上り16.0~26.1Mbpsである。

なお、実効速度計測結果の詳細については各移動体通信事業者の公式ウェブサイトにおいて公開されている。

各移動体通信事業者の詳細な実効速度計測結果にも目を通したが、非常に身近な場所が計測地点に含まれていた。

NTT docomo
KDDI
SoftBank

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