ファーウェイがGigaAAUを商用展開、新型Massive MIMO装置
- 2025年08月19日
- 海外携帯電話

中国のHuawei Technologies (華為技術)はGigaAAUを商用展開していることが分かった。
Huawei Technologiesはエチオピアの移動体通信事業者(MNO)でEthio Telecomとして携帯通信事業を行うEthiopian Telecommunications Corporationと協力してGigaAAUを商用展開したと案内している。
一般にエチオピアは東アフリカに分類されるが、Huawei Technologiesではエチオピアを北アフリカに分類しており、北アフリカで初めてGigaAAUを商用展開した事例になるという。
GigaAAUは基地局を構成する通信設備で、Massive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置である。
周波数はFDDの1.8GHz帯、2.1GHz帯、2.6GHz帯のトライバンドで動作する。
無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を運用できる。
Huawei Technologiesとしては初めてGigaAAUとして紹介したが、世界中の20以上の移動体通信事業者で商用展開の実績があるという。
2025年2月25日にはトライバンドMassive MIMOソリューションとしてFDDの1.8GHz帯、2.1GHz帯、2.6GHz帯のトライバンドで動作するMassive MIMOに対応したアンテナ一体型無線装置の商用展開を発表しており、GigaAAUと同一の通信設備と推測できる。
FDDトライバンドMassive MIMOソリューションの商用展開の開始後にGigaAAUと命名した模様である。
最初にナイジェリアで商用展開しており、ナイジェリア以外の国では少なくともアンゴラやコートジボワール(象牙海岸)でも商用展開の実績がある。
アフリカでは複数の国で商用展開の実績があるため、Huawei Technologiesは北アフリカでは初めてと表現したと思われる。
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