無料交換のChatSim Worldが到着、英国王室属領チャンネル諸島ジャージー代官管轄区の電話番号に

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ChatSimシリーズのSIMカードを提供しているイタリアのZeromobileはChatSimの利用者に対して無料でChatSim Worldと交換するプロモーションを2015年12月11日まで実施しており、交換のリクエストを申請していたChatSim Worldがようやく手元に届いた。

ChatSim WorldはChatSimと比べて機能が強化されており、ChatSimは利用可能な通信方式がGSM方式の2GおよびW-CDMA/TD-SCDMA方式の3Gとしていたが、ChatSim Worldは2Gと3Gに加えてFDD-LTE/TD-LTE方式の4Gも利用可能となっている。

4Gは2016年1月の時点で中国、韓国、ベルギー、フランス、ドイツ、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、ポーランド、スペイン、スイス、英国、カナダ、米国における対象の移動体通信事業者としている。

日本ではSoftBankのネットワークにローミングするが、3Gに限定されている。

ChatSimは国番号が+372でエストニアの電話番号となっていたが、新たに受け取ったChatSim Worldの電話番号は国番号が+44で英国に該当する。

国番号以下の電話番号は+44-7937-XXXXXXとなっており、英国王室属領チャンネル諸島ジャージー代官管轄区の移動体通信事業者であるJersey Telecomに割り当てられている電話番号であることが分かる。

なお、Jersey Telecomは英国王室属領チャンネル諸島ジャージー代官管轄区に限定して事業を手掛けており、グレートブリテン島やアイルランド島およびその周辺では展開していない。

IMSIを確認したところSIMカードのPLMN番号は234-50となっており、Jersey TelecomのPLMN番号であることも確認できる。

英国王室属領チャンネル諸島ジャージー代官管轄区の電話番号は珍しいため、少し得した気分である。

ChatSimは世界各地の移動体通信事業者と提携しているが、2015年は朝鮮民主主義人民共和国、ベトナム、ラオス、東ティモールのように提供エリア外の国に訪問する機会が多く出番が少なかったため、2016年は有効に活用したいところである。

また、中国でChatSimを利用した際に3Gでも厳しい場面があったため、ChatSim Worldで4Gが利用可能となり快適に使えることに期待したい。