台湾之星が900MHz帯の拡張を完了、4G LTEは下り最大75Mbpsに高速化
- 2016年01月16日
- 海外携帯電話
台湾の移動体通信事業者であるTaiwan Star Telecom(台湾之星電信:T STAR)はLTEサービスで使用している周波数を拡張し、LTEサービスの通信速度を高速化した。
Taiwan Star Telecomは開始当初より一部の屋内を除いてFDD-LTE方式の900MHz帯(Band 8)における5MHz幅*2でLTEサービスを提供しており、通信速度は下り最大37.5Mbps/上り最大12.5Mbpsとなっていた。
これまでは900MHz帯の一部を台湾の移動体通信事業者であるAsia Pacific Telecom(亞太電信)がCDMA2000方式で使用していたため、Taiwan Star Telecomは周波数オークションで獲得した900MHz帯の10MHz幅*2のうち利用可能な周波数が限られており、LTEサービスでは900MHz帯の5MHz幅*2を使用していた。
900MHz帯を拡張して10MHz幅*2をLTEサービスで利用可能となり、これによりLTEサービスの通信速度は下り最大75Mbps/上り最大25Mbpsに高速化した。
2016年中にLTEサービスでFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 7)における20MHz幅*2も使用を開始する計画で、将来的にはLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションを導入する計画も明らかにしている。
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