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総務省が4G LTE-AdvancedやBWAの高度化に関する技術的条件の検討開始、上りCAや256QAMの導入など



総務省は情報通信審議会情報通信技術分科会携帯電話等高度化委員会において「第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)等の高度化に関する技術的条件」および「広帯域移動無線アクセスシステムの高度化に関する技術的条件」の検討を開始することを発表した。

検討開始の背景を説明しており、日本における携帯電話および広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の加入数は2015年9月末時点で約1億5,500万件に達し、スマートフォンの普及やLTEサービスの加入者数の増加によって動画像伝送などの利用拡大が進み、これにより移動通信トラヒックが急増している状況にある。

今後も増加する見込みの移動通信トラヒックに対応するために第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)を含む携帯電話および広帯域移動無線アクセスシステムの更なる高度化が期待されており、国際的な標準化団体においても高度化に向けた検討が進められている。

このような状況を踏まえて、第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)などの高度化に関する技術的条件および広帯域移動無線アクセスシステムの高度化に関する技術的条件の検討を開始する。

検討事項は1つめが「携帯電話等の周波数有効利用方策」のうち「第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)等の高度化に関する技術的条件」、2つめが「2.5GHz帯を使用する広帯域移動無線アクセスシステムの技術的条件」のうち「広帯域移動無線アクセスシステムの高度化に関する技術的条件」となっている。

検討項目は1つめが「上りキャリアアグリゲーションの拡張」、2つめが「下り多値変調方式の追加(256QAM)」となる。

上りのキャリアアグリゲーションについて、同一周波数帯における不連続な搬送波を束ねて伝送速度を高速化するバンド内・不連続・キャリアアグリゲーション(Intra-band Non-contiguous Carrier Aggregation)、異なる周波数帯の複数の搬送波を束ねて伝送速度を高速化するバンド間・不連続・キャリアアグリゲーション(Inter-band Non-contiguous Carrier Aggregation)を検討内容に含めている。

なお、キャリアアグリゲーション(CA)はLTE-Advancedの主要技術のひとつであり、複数の搬送波を束ねた通信を行うことで、伝送速度を高速化する技術である。

下りのキャリアアグリゲーションは携帯電話事業者各社や広帯域移動無線アクセスシステムの全国事業者各社が2~3の搬送波を束ねた通信サービスを商用化しているが、上りのキャリアアグリゲーションは各社とも商用化していない。

下りの多値変調方式について、64QAMを導入済みであるが、256QAMを導入することで64QAM比で約1.33倍の高速化を実現する。

例えば帯域幅が20MHz幅の搬送波であれば64QAMでは下り最大150Mbpsとなるが、256QAMでは下り最大200Mbpsとなる。

すでに一部の携帯電話事業者や通信機器メーカーは256QAMと5つの搬送波を束ねたキャリアアグリゲーションを組み合わせて下り最大1Gbpsとする試験も実施している。

検討体制は既存の携帯電話等高度化委員会において検討を行い、答申を予定する時期は2016年5月頃で検討結果を情報通信審議会情報通信技術分科会に報告する予定である。

総務省

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