SonyがLTEモデム関連技術を保有するイスラエルのAltair Semiconductorを買収

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SonyはイスラエルのAltair Semiconductor (アルティア・セミコンダクター)を買収することについてAltair Semiconductorおよび同社の主要株主と合意したことを発表した。

買収額は2億1,200万米ドル(約250億円)で、2016年2月初旬に取引が完了する予定としている。

Altair Semiconductorはイスラエルを拠点としている企業で、LTE通信のモデムチップやそれに関連したソフトウェアの技術を保有する。

LTE技術に特化した製品の開発や販売を主要事業として手掛けており、高性能で低消費電力かつ低コストのモデムチップなどを提供している。

SonyはAltair Semiconductorの買収により既存ビジネスの拡大を図るのみならず、センシングデバイスにおける新たな技術開発も進めるとしている。

また、Sonyが保有するGNSS(Global Navigation Satellite System)やイメージセンサーを始めとするセンシングデバイス技術と、Altair Semiconductorが保有する各種モデムチップ技術を、さらに進化させて組み合わせることで、通信機能を持つ新たなセンシングデバイスの開発に向けて取り組むという。

今後の拡大が期待されるIoT機器やウェアラブル端末などに向けて、通信とセンシングの機能を併せ持つ端末の提供と、これらの端末を用いたLTE通信によって実現できる新たなソリューションの提案を目指すとしている。

Sony