欧州委員会が700MHz帯を5Gで利用することを提案
- 2016年02月03日
- 海外携帯電話
欧州連合(EU)の政策執行機関である欧州委員会(EC)は欧州連合域内における周波数割当に関する新たな提案を公開した。
700MHz以下の470.0~790.0 MHzは主にテレビ放送で使用しているが、欧州連合加盟国に対して2020年までに700MHz帯の694.0~790.0 MHzを移動体通信用に割り当てることを提案している。
移動体通信用に700MHz帯を割り当てることで、第5世代移動通信システム(5G)など次世代通信方式を導入するための道を切り開き、高品質なモバイルインターネットの実現や有限資源である電波の有効活用に繋げるとしている。
また、次世代通信方式はIoT分野における活用も研究が進められており、コネクテッドカーを含めたIoT分野などで国境を越えたサービスを提供するためには、利用する周波数を欧州連合の域内全体レベルで調整する必要があるとしている。
2020年より本格的に5Gの展開が始まることを見据えて2020年までに移動体通信用に700MHz帯を割り当てるよう提案しており、欧州連合加盟国ではドイツとフランスがすでに700MHz帯を移動体通信用に割り当て、英国、スウェーデン、フィンランド、デンマークも割り当てる計画である。
なお、470.0~694.0 MHzは引き続きテレビ放送など各種放送用に割り当てる方針も示している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。