韓国のSK Telecomがセネガルで第4の携帯電話事業者として新規参入か
- 2016年06月29日
- 海外携帯電話
韓国のSK Telecomはセネガルで移動体通信事業に新規参入する可能性が浮上した。
海外メディアの報道によるとSK Telecomはコートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸)を拠点としてアフリカや中東で事業を展開するCKG Groupと共同で、セネガルにおける第4の移動体通信事業者として新規参入する計画という。
SK TelecomおよびCKG Groupはセネガルの政府機関で電気通信事業などを管轄するAutorite de Regulation des Telecoms et des Postes (ARTP)に対して、LTEサービスを提供可能な4Gライセンスを1,000億CFAフランで取得することを申請したと伝えられている。
セネガルではAutorite de Regulation des Telecoms et des Postesが2015年11月に4Gライセンスのオークションを実施したが、ライセンス料が高すぎることを理由に既存の移動体通信事業者3社はすべてボイコットしたため、Autorite de Regulation des Telecoms et des Postesは4Gライセンスは新規参入企業に付与する可能性も示唆した。
その後にフランスのOrange傘下でOrangeブランドを展開するSociete Nationale des Telecommunications du Senegal (SONATEL)はAutorite de Regulation des Telecoms et des Postesと交渉が成立して4Gライセンスを取得したが、依然としてルクセンブルクのMillicom International Cellular (MIC)傘下でTigoブランドを展開するSentel GSMおよびアラブ首長国連邦(UAE)のExpresso Telecom Group傘下でexpressoブランドを展開するExpresso Senegalは交渉が成立せず4Gライセンスを取得できていない状況である。
ただ、4Gライセンスのオークションのボイコットは新規参入を受け付けるに至った小さな要因のひとつではあるが、それより前の2013年よりセネガルでは第4の移動体通信事業者に関する構想は出ており、4Gライセンスのオークションのボイコットは新規参入の迎え入れを後押しした程度と考えた方が無難だろう。
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