ZTVがTD-LTE互換のAXGP方式の免許を取得、滋賀県と三重県でサービスを提供
- 2016年09月29日
- Regional BWA
総務省近畿総合通信局および総務省東海総合通信局はZTVに対して地域広帯域移動無線アクセス(以下、地域BWA)の高度化方式の無線局について2016年9月28日付けで免許したことを発表した。
これにより、ZTVは地域BWAの高度化方式による高速なデータ通信サービスを提供できる。
地域BWAの制度に関しては2014年10月の制度改正によって、従来のWiMAX方式より高速な通信速度などを実現する地域BWAの高度化方式の追加導入が認められ、地域BWAでTD-LTE方式と高い互換性を有するAXGP方式やWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式の運用が可能となった。
ZTVはAXGP方式を採用しており、周波数は2575.0~2595.0 MHzの20MHz幅、通信速度は下り最大110Mbps/上り最大10Mbpsとなる。
提供エリアは総務省近畿総合通信局所轄内では滋賀県大津市の一部で拡大予定、総務省東海総合通信局所轄内では三重県津市の一部、さらに亀山市、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀北町、玉城町、伊勢市に拡大することも明らかにしている。
サービス内容は地域住民向けの高速インターネット接続サービスや公共サービスとしており、公共サービスは災害時の避難所において無料で無線LANスポットを提供するという。
サービス開始時期は滋賀県大津市の一部が2016年11月、三重県津市の一部が2016年10月である。
滋賀県と三重県では初めて地域BWAの高度化方式を商用化することになる。
ZTVは三重県に本社を置く企業であるが、滋賀県のShiga Cable Network (滋賀ケーブルネットワーク:SCN)を買収後に合併しており、滋賀県でも事業を手掛ける。
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