NTTドコモが総務省の行政指導に基づきdカード GOLD向け優待券の見直しを検討
- 2016年10月07日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは同社が発行するクレジットカード「dカード GOLD」の会員限定サービスとして提供している「ケータイ購入ご優待券プレゼント」について、2016年10月7日の総務省による行政指導に基づき、サービス内容の見直しを含めて検討することを明らかにした。
dカードの公式ウェブサイトで案内しており、有効期間内のクーポンはこれまで通りに利用可能で、詳細については決定次第案内するとのことである。
ケータイ購入ご優待券プレゼントはdカード GOLDの会員限定で提供しており、dカード GOLD入会初年度の会員に対しては5,400円(税込)分の優待券を、11月~4月に入会した会員には5月に、5月~10月に入会した会員には9月~11月に届ける。
入会2年目以降の会員に対しては、毎年5月に発行しており、年間利用額が100万円以上で10,800円(税込)分、200万円以上で21,600円(税込)分の優待券をプレゼントしている。
NTT DOCOMOの取扱店で優待券を提示もしくはドコモオンラインショップでバーコードつきクーポンの利用画面で優待券記載の12桁のシリアルナンバーを入力することで、携帯電話の新規契約、機種変更、契約変更の際に優待券記載の金額分が店頭販売価格より割り引かれる。
しかし、総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications)はNTT DOCOMOが同社発行のクレジットカード加入者に対する特典として端末代金を割り引くためのクーポンを送付する手法を「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」に沿わない不正な端末補助として問題視し、総務大臣名で端末購入補助の適正化を図るよう厳重注意するとともに電気通信事業法第166条第1項の規定に基づいて再発防止策などを報告するよう要求した。
総務省からの行政指導を受けて、NTT DOCOMOはケータイ購入ご優待券プレゼントの見直しを含めた検討を余儀なくされた。
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