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Oiが東ティモールの携帯電話事業者Timor Telecomの株式を売却へ、3社が入札に参加



ブラジルのOiは同社が間接的に保有する東ティモール(ティモール・レステ)の移動体通信事業者であるTimor Telecomの株式を売却することが分かっているが、3社が入札に参加したことが外国メディアの報道で分かった。

入札に参加した3社はフィジーの企業が1社、東ティモール人の投資家が経営する東ティモールの企業が2社とのことで、これまでよりTimor Telecomへの資本参加に関心を示していた3社が入札に参加したと思われる。

Timor Telecomの主要株主は2015年末の時点でポルトガルのTPT – Telecomunicacoes Publicas de Timor (TPT)が54.01%、東ティモール政府が20.59%、マカオ特別行政区のVDT Operator Holdingsが17.86%、ポルトガルのPT Participacoesが3.05%である。

TPT – Telecomunicacoes Publicas de TimorはTimor Telecomに直接的にも出資しているPT Participacoesの子会社で、PT ParticipacoesはTPT – Telecomunicacoes Publicas de Timorの株式76.14%を保有している。

したがって、PT ParticipacoesはTimor Telecomの株式44.17%を直接的および間接的に保有し、またPT ParticipacoesはOiが直接的に出資するOiの完全子会社であるため、OiはTimor Telecomの株式44.17%を間接的に持つことになる。

Oiは間接的に持つTimor Telecomの株式を売却することになり、入札した3社のうち1社に売却する見通し。

ただ、Oiは同社が保有するTimor Telecomの株式をすべて売却するかどうかは不明で、仮に入札した企業がOiの保有分をすべて取得したとしても経営権を握ることはできない。

Timor Telecomは加入数の減少が続いており、主要株主の入れ替わりにより建て直しを図ると思われる。

参考までに、PT Participacoes以外のTPT – Telecomunicacoes Publicas de Timorの株主はDiocese de Bauca (バウカウ教区)の関連組織である東ティモールのFundacao Harii – Sociedade para o Desenvolvimento de Timor-Lesteが約17.90%、ポルトガルのFundacao Orienteが5.96%である。

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