サムスン電子が一部空港のチェックインカウンターでGalaxy Note7を回収、SIMだけ持ち帰るよう要請
- 2016年10月18日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」が世界各国で航空機内に持込禁止となっていることを受けて、SIMカードのみ持参して帰国するよう要請した。
米国の政府機関である米国運輸省(U.S. Department of Transportation:DOT)、連邦航空局(Federal Aviation Administration:FAA)、パイプライン・危険物安全課(Pipeline and Hazardous Materials Safety Administration:PHMSA)は緊急命令としてSamsung Galaxy Note7を航空機内に持ち込むことや受託手荷物として預け入れることを禁止し、違反した場合は罰金または起訴の対象になると警告している。
米国の関連当局による措置は日本を含めた関連当局も追従しており、世界的にSamsung Galaxy Note7を航空機内に持込禁止とする措置が広がっている。
これにより、持込禁止の措置が発動される前にSamsung Galaxy Note7を持って外国に渡航し、外国渡航中に措置が発動されたことでSamsung Galaxy Note7を持ち帰れない事例が発生している。
Samsung Electronicsは航空機内にSamsung Galaxy Note7を持ち込まないよう求めており、データをバックアップしてからSamsung Galaxy Note7を廃棄し、SIMカードのみ持参して帰国するよう要請した。
データをバックアップする方法はSamsung Electronicsの公式ウェブサイト内で説明している。
米国ではSamsung Galaxy Note7を航空機内に持ち込むと罰金や起訴の対象になると明確化されているため、Samsung Electronicsは2016年10月16日より米国および米国領の国や地域の空港においてKorean Air Lines (大韓航空)とAsiana Airlines (アシアナ航空)のチェックインカウンターではSamsung Galaxy Note7の回収を実施することになった。
なお、Samsung Galaxy Note7の回収を実施する空港は必要に応じて米国以外にも拡大する模様である。
Samsung Galaxy Note7を廃棄した顧客はSamsung Electronicsの顧客センターまで連絡し、韓国に帰国後はソウル特別市の金浦国際空港(GMP)、仁川広域市の仁川国際空港(ICN)、釜山広域市の金海国際空港(PUS)に設置しているSamsung Electronicsのレンタルコーナーで搭乗券を提示してから代替機を借りるよう案内している。
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