iPhone 7とiPhone 7 Plusの発売で韓国の携帯電話市場が活性化
- 2016年10月26日
- Apple関連
韓国でApple製のスマートフォン「Apple iPhone 7」および「Apple iPhone 7 Plus」の発売により、冷めていた韓国の携帯電話市場が活性化したことが韓国メディアの報道で分かった。
韓国では携帯電話市場の動向の指標のひとつとして番号移動件数が利用されることが多い。
番号移動は日本における番号ポータビリティ(MNP)に相当し、韓国の政府機関である放送通信委員会の目安によると、1日あたりの番号移動件数が24,000件を超えると携帯電話市場が過熱していると判断される。
iPhone 7およびiPhone 7 Plusは2016年10月21日に韓国で発売しており、発売日とその翌日の2日間で20万台が開通されており、番号移動件数は6万件を超えたという。
2016年10月21日の番号移動件数は36,987件、2016年10月22日は25,985件、放送通信委員会が過熱と判断する数値を大幅に上回ることになり、さらにはSamsung Galaxy Note7の発売日は番号移動件数が35,558件、翌日が22,346件であるため、Samsung Galaxy Note7の発売時の番号移動件数までも上回った。
最高レベルのスマートフォンと期待されたSamsung Galaxy Note7がまさかの退場、LG V20は予想通りの不振により、韓国の携帯電話市場は冷めていた。
2016年10月第3週のスマートフォン販売ランキングではLG V20がトップ10に入るほど全体的に低調で、通常時は番号移動件数が15,000~16,000件の韓国でSamsung Galaxy Note7の販売停止後は12,000~13,000件ほどに落ち込んだ。
しかし、iPhone 7とiPhone 7 Plusの発売により、久しぶりに韓国の携帯電話市場が活性化した。
iPhone 7およびiPhone 7 Plusはライバル不在の状況で発売となり、また移動体通信事業者各社はSamsung Galaxy Note7の穴を埋めるためにiPhone 7やiPhone 7 Plusのマーケティングに集中したため、iPhone 7とiPhone 7 Plusに人気が集中した模様である。
2016年10月21日と翌日の各移動体通信事業者の純増減も公開されており、SK Telecomは1,783件の純減、翌日が1,085件の純減、KTは106件の純増、翌日が417件の純増、LG Uplus (LG U+)は1,677件の純増、翌日が668件の純増となり、LG Uplusは好調、KTは許容範囲、SK Telecomは苦戦との結果になった。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。