SoftBank Groupの2017年3月期上半期は減収増益、円高が影響
- 2016年11月09日
- SoftBank-総合
SoftBank Groupは2017年3月期第2四半期決算説明会(2016年第3四半期)の決算説明会資料を公開した。
2017年3月期上半期の売上高は4兆2,718億円で前年同期の4兆2,812億円から0.2%の減収となったが、調整後EBITDAは1兆3,339億円で前年同期の1兆2,505億円から7%増、営業利益は6,539億円で前年同期の6,319億円から4%増、純利益は7,662億円で前年同期の4,267億円から80%増としている。
売上高の内訳は日本国内の通信事業が1兆5,546億円、米国のSprintが1兆7,225億円(約163億米ドル)、Yahoo Japanが4,095億円、流通他が5,709億円、残りが英国のARM Holdingsとなっており、SoftBank Groupが子会社化したARM Holdingsは2016年9月6日より計上している。
日本国内の通信事業は前年同期の1兆5,081億円から増収で、営業利益は前年同期の4,260億円から4,659億円と9%増としており、順調に成長とのことである。
スマートフォンや光を中心に成長が加速し、売上高の増加やコスト削減などが日本国内の通信事業を支えたという。
Sprintはポストペイド契約の純増数が2016年第3四半期は35万件増で、前年同期の6万件増から5倍以上の増加としており、2四半期連続の番号ポータビリティ(MNP)純増も記録した。
また、ポストペイド契約の解約率は1.37%で、この数字はSprint史上最良としている。
米ドルベースでは2017年3月期上半期の売上高は約163億米ドルで前年同期の約160億米ドルから増収であるが、日本円ベースでは円高の影響で前年同期の1兆9,462億円から1億7,225億円となった。
Sprintの売上高を差し引くと日本円ベースの売上高は前年同期の2兆3,350億円から2兆5,493億円と増収であり、減収は円高が影響したことが分かる。
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