サムスン電子が2016年Q4および2016年通年の業績を発表
- 2017年01月24日
- 海外携帯電話
韓国のSamsung Electronicsは2016年第4四半期の業績を発表した。
連結売上高は53兆3,300億韓国ウォン(約5兆1,691億円)、営業利益は9兆2,200億韓国ウォン(約8,937億円)となった。
事業および部門別の業績も公表されている。
半導体事業は売上高が14兆8,600億韓国ウォン(約1兆4,403億円)、営業利益が4兆9,500億韓国ウォン(約4,798億円)となった。
高性能かつ高容量な製品の供給拡大に伴い、半導体事業の業績は四半期ベースでは過去最高としている。
ディスプレイ事業は売上高が7兆4,200億韓国ウォン(約7,192億円)、営業利益が1兆3,400億韓国ウォン(約1,299億円)となった。
有機ELディスプレイの販売が増加し、テレビ向けパネルは高解像度な高付加価値製品の販売が増加したため、前期比で業績が向上した。
IM (IT&Mobile Communications)部門は売上高が23兆6,100億韓国ウォン(約2兆2,885億円)、営業利益が2兆5,000億韓国ウォン(約2,423億円)となった。
爆発事故の影響で打ち切りとなったSamsung Galaxy Note7の空白にも関わらず、Samsung Galaxy S7およびSamsung Galaxy S7 edgeのほか、中低価格帯の普及型製品の堅調な販売に支えられ、前年同期比で業績が改善した。
CE (Consumer Electronics)部門は売上高が13兆6,400億韓国ウォン(約1兆3,221億円)、営業利益が3,200億韓国ウォン(約310億円)となった。
テレビは高付加価値製品の販売を拡大したが、パネル価格の上昇や為替レートの影響などで前年同期比で営業利益が減少した。
なお、事業および部門別の売上高と営業利益は事業および部門における調整額が含まれておらず、単純な合計額はSamsung Electronicsの全体的な連結売上高と営業利益とは異なるため注意しておきたい。
2016年通年では連結売上高は201兆8,700億韓国ウォン(約19兆5,667億円)、営業利益は29兆2,400億韓国ウォン(約2兆8,342億円)となった。
2016年の設備投資額は25兆5,000億韓国ウォン(約2兆4,716億円)で、当初の計画である27兆韓国ウォン(約2兆6,170億円)より少なく、設備投資額のうち半導体関連が13兆2,000億韓国ウォン(約1兆2,794億円)、ディスプレイ関連が9兆8,000韓国ウォン(約9,499億円)となった。
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