総務省、MVNOに通信速度の開示を要請へ
- 2017年02月09日
- MVNO
総務省は仮想移動体通信事業者(MVNO)に通信速度の開示を要請することが日本経済新聞の報道で分かった。
MVNOは移動体通信事業者(MNO)から通信網を借りてサービスを提供しており、MVNOによる低廉な料金のサービスは格安スマホや格安SIMと呼ばれることも多い。
多くの企業がMVNOとして参入しているが、MVNOの間でも通信速度の差が大きいため、利用者が通信速度と料金を比較して選択できるようにするという。
また、MNOからMVNOへの乗り換えに際し、長所と短所をひとめで分かるようにするとのことである。
MVNOの通信速度はMNOから借りる接続帯域や利用者数によって大幅に変わり、MVNOだけで通信速度は10倍以上の差があるとの調査結果もある。
MNOは通信速度の実効速度を各社の公式ウェブサイトで公開しているが、総務省は測定場所を減らすもののMVNOにも同様の測定基準で通信速度の公表を求めるという。
総務省としてはMVNOに通信速度を開示させることで、多数のMVNOの比較を容易にするとともに、MNOから優良なMVNOに乗り換える障壁を取り払い、競争促進やMVNOの品質向上につなげる狙いがある模様である。
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