HUAWEI製 EMOBILE GS02 レビュー (ソフトウェア篇)
- 2012年01月22日
- ブログ
AppComing様からHUAWEI(ファーウェイ)製の「EMOBILE GS02 (以下、GS02)」を借りたので、数回に渡ってレビューしていこうと思う。
今回は、GS02のソフトウェア周りのレビューを行う。
まずは動画をアップしたので見てもらいたい。
動画は主に画面ロック解除画面やホームアプリ等を操作した様子だ。
各種機能の説明や解説は後述する。
GS02は画面ロック解除画面が大きくカスタマイズされており、ホーム画面に入らなくても特定の機能を起動することが可能だ。
鍵のアイコンをタッチすると、ブラウザ(上)と電話(右)とホーム画面(下)とカメラ(左)のアイコンが現れる。
起動したい機能に鍵マークをドラッグすると、ホーム画面に入らなくても起動することが可能である。
Android 4.0からはロック解除画面からカメラを起動することが標準で可能となっているが、それと似たものを感じる。
ダイレクトに起動することが可能な機能を変更することが出来れば、より利便性が増すと感じたところである。
パスワードロックやパターンロック中はこの機能が使えないので注意が必要だ。
ホームアプリはHUAWEIランチャーのみをプリインストールしている。
HUAWEIランチャーのバージョンは3.2.1となっている。
一番下の列にはどの面でも固定となるアイコンを配置することが可能で、0個から3個のアプリケーションやショートカットを自由に配置することが可能だ。
左下のアイコンはアプリケーション一覧画面へのリンクで、右下のアイコンはホーム画面の全面のプレビュー表示となっており、この2つは変更不可である。
ホーム画面の全面のプレビュー表示はホーム画面表示時にクリアキーを押しても表示可能だ。
アプリケーション一覧画面では、左下のアイコンがホーム画面で右下のアイコンがアプリケーションの管理となる。
この画面は横スクロールとなっている。
右下のアイコンをタッチするとアプリケーションの管理が可能となり、表示されているアプリケーションのアイコンがユラユラと揺れる。
アプリケーションをドラッグすると好きな場所へ移動することが出来るので、アプリケーション一覧画面の並び順を自由にカスタマイズすることが出来る。
赤いバツ印の付いたアプリケーションは、アプリケーション自体のアンインストールやアップデートのアンインストールが可能となっている。
わざわざ設定からアプリケーションの管理を開く必要がないので便利である。
ホーム画面でメニューキーを押すとホーム設定の項目が表示されるので、そこからホーム画面を設定する。
テーマは内蔵されているAndroid標準とマジックライトやダウンロードしたテーマから選択が可能となっている。
デフォルトではマジックライトとなっているが、マジックライトに慣れない場合はAndroid標準と近いUIのAndroid標準を選択すると良いだろう。
Android標準に設定すると、ホーム画面の一番下のアイコンはホーム設定から変更する。
ホームの面は5面で、アプリケーション一覧画面等のUIや機能はマジックライトと同一である。
ホーム画面の一番下のアイコンは中央がアプリケーション一覧画面へのリンクで、それの左右は発信/設定/メッセージ/ブラウザ/電話帳からそれぞれ選択可能となっている。
テーマはマーケットからダウンロードすることも可能である。
ホーム設定のテーマ設定でダウンロードを選択すると、マーケットへリンクされているので好みのテーマを自由にインストールすることが可能だ。
ホーム画面において各面の遷移のアニメーションは3種類が用意されている。
この3種類はどのテーマにおいても共通である。
アニメーションの種類はスライドと透明キューブとローテーションの3種類である。
スライド。
透明キューブ。
ローテーション。
ステータスバーを下すと、一部機能の設定トグルが表示される。
通知やSIMカードおよび接続先の移動体通信事業者も表示される。
次に、設定画面を見てみる。
テザリング機能に対応しており、USBテザリングやPocket WiFi機能を使用することが可能だ。
GS02はSIMロックフリーの端末となっている。
理論上はW-CDMA 2100(I)/1700(IX) MHz, GSM 1900/1800/900 MHzを使用している移動体通信事業者で使用可能だ。
日本でネットワークを検索すると、EMOBILE 3GとDoCoMo 3GとSoftBank 3Gを検出した。
省電力モードが用意されており、省電力モードに設定すると各種設定が一括で最も省電力に効果的な設定と変更される。
アプリケーションの項目には高速ブートの設定がある。
高速ブートをONにすると、起動速度が非常に速くなる。
どれくらい早く起動するのかは動画を見てもらいたい。
ストレージは内部SDカードと内部メモリに分けられている。
内部SDカードは合計容量が2.03GBで、空き容量は初期状態で2.02GBとなっていた。
内部メモリは空き容量が初期状態で698MBとなっていた。
ソフトウェアアップグレードの項目はストレージの設定に存在している。
オンラインアップグレードの項目は端末情報に存在する。
端末情報画面。
モデル番号はGS02、Androidバージョンは2.3.5、ベースバンドバージョンは404020、カーネルバージョンは2.6.35.7-perf android@localhost #1、ビルド番号はU8860-92V100R001C26B858SP03。
認証情報の電磁的表示に対応している。
日本の認証情報が表示される。
設定項目の次は標準ブラウザを使用してみた。
標準ブラウザを操作した様子は動画を見てもらいたい。
スクロールやピンチ操作は概ねスムーズである。
標準ブラウザのユーザーエージェントは下記の通り。
Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.5; ja-jp; GS02 Build/HuaweiU8860) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1
GS02のマルチタッチは最大で2点まで検出した。
最近の端末としては少ない印象であるが、動作面では特に支障はないように感じた。
タッチパネルの感度は良いが稀にフリックとタップの誤認識をすることもあったので、精度をもう少し上げてもらえれば更に良くなるだろう。
日本語入力システムはFSKARENをプリインストールしている。
FSKARENのバージョンは2.1.0HH07004。
テーマは10種類のテーマから選ぶことが可能だ。
キーボードの設定は10キーとQWERTYと手書きから選択する。
共通設定は当然ながら可能で、文字種別設定にしてかな漢字と英字と数字をそれぞれ設定することも可能だ。
変換候補の行数や10キーの入力方式も変更することが出来る。
10キー表示。
フリック入力においては特に不満は無かった。
QWERTY表示。
個人的にはあまり慣れなかった。
Spaceキーのサイズ等があまり気に入らなかった。
手書き入力。
指で直接描く手書き入力は、書いた軌道が画面に表示される。
ディスプレイにはしっかりと思った文字が書けていても、IMEの精度が悪いせいかしっかりと文字を認識してくれない時があった。
文字認識の精度はもう少し向上させる必要があるだろう。
手書き入力の設定は、画面タイプや自動確定の設定も用意されている。
FSKARENはキーボード上での上下左右の操作が矢印キーをフリックする操作となっており、この点は使いやすいと感じた。
文字種別やキーボードタイプを長押しすると、それぞれの設定が可能である。
ただ、IMEは良い悪いではなく好みの問題だと思うので、もしもプリインストールのIMEに合わないと感じるのであればマーケットから好みのIMEをインストールすると良い。
IMEを自由に変更することが出来るのは、Android端末の大きな魅力の一つだろう。
電源キーは長押しするとマナーモードと機内モードと電源OFFと再起動の選択肢が現れる。
再起動が用意されているのは嬉しいところだ。
全体的に動作はサクサクしており、快適に使用することが出来た。
スペック面では突出した部分は多くないが、普通に使用する範囲では大きな不満は感じないだろうと思った。
当記事で触れなかった項目については、次回以降で扱う内容もあるので楽しみにしておいてもらえれば嬉しい。
・GS02|製品一覧|ファーウェイ・ジャパン(Huawei Japan)
http://www.huaweidevice.jp/products/gs02/
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