北朝鮮の新型スマートフォンJINDALLAE 3 (チンダルレ3)のデザインを公開
- 2017年06月24日
- DPRK
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)のMangyongdae Information Technology Company (万景台情報技術社/만경대정보기술사)が開発したスマートフォン「JINDALLAE 3 (チンダルレ3/진달래3)」の外観がDPRK TODAY (朝鮮の今日/조선의 오늘)を通じて公開された。
DPRK TODAYはPyongyang Moranbong Publishing (平壌牡丹峰編集社/평양모란봉편집사)が運営するウェブサイトである。
これまでに、JINDALLAE 3の存在は2017年3月の時点でArirang Association (アリラン協会/아리랑협회)が運営するアリラン・メアリ(아리랑 메아리)で伝えられていたが、DPRK TODAYではJINDALLAE 3のレンダリング画像が掲載されている。
DPRK TODAYではJINDALLAE 3について、Mangyongdae Information Technology Companyが国産化された知能型手電話機(지능형손전화기)を見事に開発したと説明している。
なお、北朝鮮では携帯電話を手電話(손전화)もしくは手電話機(손전화기)と呼び、知能型手電話機はスマートフォンを意味する。
先端技術製品を積極的に開発および国産化し、世界を先導する狙いで開発したとのことである。
研究事業を力強く展開し、外形や構造、携帯電話の重要な要素である基板や回路、操作体系プログラムの設計を行い、スマートフォンの開発に必要なすべての要素を朝鮮式に遜色なく解決したという。
既存のスマートフォン利用者から得た意見を反映して電池の性能やシステムの安定性を向上し、人々の事業と生活に必要なアプリケーションを搭載するなど、製品の多機能化を高いレベルで実現したと伝えられている。
また、開発期間は数ヶ月であるが、これまでに開発されたスマートフォンと比べて高いレベルの利便性と安全性を有するとアピールしている。
ペットネームのJINDALLAE (チンダルレ/진달래)は朝鮮語でツツジを意味する。
北朝鮮ではスマートフォンの流通量が増加傾向で、Arirang (アリラン/아리랑)シリーズやPyongyang (ピョンヤン/평양)シリーズが主力シリーズとして販売されるほか、過去にはRyusong (リュソン/류성)シリーズやRyugyong (リュギョン/류경)シリーズも存在した。
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