LG Electronics製のAndroid端末でモバイルネットワークの周波数帯を確認する方法
- 2012年07月22日
- Android関連
一部のLG Electronics製のAndroid端末にはモバイルネットワークの周波数帯を確認する方法があるので、LG Optimus Pad L-06CとLG Optimus chat L-04Cを使用して紹介する。
Hidden Menu又はEngineering Modeからモバイルネットワークの周波数帯を確認するので、ショートカットを作成するアプリ又は隠しメニューを表示するアプリを利用して、Hidden Menu又はEngineering Modeを起動する。
ホーム画面にショートカットを作成しておけば便利かも。
Hidden Menuを起動。
スクロールするとEngineering Modeの項目があるので、Engineering Modeを選択して起動する。
Engineering Modeの1ページ目。
6ページあるので、PREVとNEXTをタッチしてページを操作する。
1ページ目はGSM方式なので、2ページ目のW-CDMA方式を見ることにする。
W-CDMA方式のページ。
RRC StateとServing Cell Informationを確認することが可能だ。
S_FREQはUARFCNが表示されており、この項目で周波数帯を判断する。
Inter Cell DFDD Informationの項目でもUARFCNを確認することが可能だ。
ITEM_3G:1の項目のN1:がRRC StateとServing Cell Informationに反映されている。
UARFCNがITEM_3G:1とITEM_3G:2が異なっており、異なる周波数帯であることが分かる。
4ページ目ではHSPAの状態が分かる。
2ページ目の項目はSIMカードを挿入していなくても確認が可能だったが、4ページ目の項目はデータ通信が不可能な状態ではN/Aとなる。
5ページ目ではL-06Cが対応している周波数帯が分かる。
WCDMA1, WCDMA5, GSM900, DCS1800, PCS1900に対応している。
FOMAプラスエリアはWCDMA6となるはずであるが、この項目ではWCDMA5となっている。
LG Electronics製以外の端末でもW-CDMA Band 6接続時にW-CDMA Band 5と表示される場合もあるようなので、特に深くは考えないことにする。
L-04Cでも同様に確認することが可能なのか試してみた。
UIがL-06Cとは異なっているが、L-04CでもEngineering Modeは起動することが可能だ。
L-06Cはタッチパネルディスプレイをスクロールすることで操作することが可能だったが、L-04Cの場合はUp又はDownをタッチして操作する。
L-04Cではデータ通信が不可能な状態でもHSPAの状態を確認することが可能だった。
HSDPA Categoryで通信速度の理論値が分かる。
対応している周波数帯はL-06Cと同様にWCDMA1, WCDMA5, GSM900, DCS1800, PCS1900となっている。
以上がモバイルネットワークの周波数帯を確認する方法である。
LG Electronics製のAndroid端末でも上記の方法を適用することが出来ない場合もあるので注意してもらいたい。
最後に、Engineering Modeで表示されるUARFCNと周波数帯の対応表を掲載しておく。
参考までに、日本ではNTT DOCOMOがW-CDMA Band I/VI/IX/XIX、SOFTBANK MOBILEがW-CDMA Band I/VIII/XI、EMOBILEがW-CDMA Band IXを使用している。
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