中国電信がブラジルのOiを買収か、ブラジル当局に意向を伝える
- 2017年11月04日
- 海外携帯電話
中国の電気通信事業者であるChina Telecom (中国電信)はブラジルの電気通信事業者であるOiを買収する意向を示したことが分かった。
これまでよりChina Telecomと同じく中国の電気通信事業者であるChina Mobile (中国移動)はOiの買収に関心を示したと報じられており、China Mobileは報道を否定したものの、China Telecomはブラジルの政府関係者と水面下で会談を重ねているという。
China Telecomはブラジルの政府機関である国家電気通信局(Agencia Nacional de Telecomunicacoes:ANATEL)および連邦総弁護庁(Advocacia-Geral da Uniao:AGU)と面会し、最大で200億ブラジルレアル(約6,909億円)を投じてOiの株式70%以上を取得する準備があると伝えた模様である。
投資の条件などは開示されていないが、China Telecom、Oi、関連当局などが合意に至れば、China TelecomはOiの買収に向けて手続きを進めると思われる。
また、米国の投資会社であるTPG Capitalが主導してOiを買収し、China Telecomは少数株主としてOiに資本参加するとの報道もある。
Oiは2016年6月にブラジル史上最大規模の負債を抱えて会社更生手続きの適用を申請して事実上の倒産となり、経営再建のために外国資本の受け入れを積極的に検討している。
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