インドのAirtelがRCOMから一部資産の買収を検討、850MHz帯狙いか
- 2017年11月29日
- 海外携帯電話
インドの移動体通信事業者であるBharti Airtelは同じくインドの移動体通信事業者であるReliance Communicationsから一部資産の売却を検討していることがインドメディアの報道で分かった。
Bharti AirtelはReliance Communicationsが保有する一部の周波数および通信設備の取得に関心を示しているという。
インドではFDD-LTE方式の850MHz帯(Band 5)に対応したスマートフォンの流通量が多く、低い周波数である850MHz帯は農村部などで広くカバーするために有利とされている。
Reliance Communicationsはインドのすべてのテレコムサークルで850MHz帯を保有する一方で、Bharti Airtelは850MHz帯を保有しておらず、Bharti AirtelはReliance Communicationsが保有する850MHz帯の取得を検討していると思われる。
赤字経営が続くReliance CommunicationsはCDMA2000方式とGSM方式を停波して収益性の高いFDD-LTE方式のみに絞る方針を示しており、仮に850MHz帯を売却すれば移動体通信事業の継続に大きな影響を及ぼすため、取引の合意に至るかは定かではない。
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