豪州の固定向けLTE事業者nbnが2.3GHz帯と3.5GHz帯を追加取得
- 2017年12月16日
- 海外携帯電話
豪州政府が所有するnbnは2.3GHz帯および3.5GHz帯の追加取得に成功したことが分かった。
豪州の政府機関で電気通信分野などを管轄するAustralian Communications and Media Authority (ACMA)は移動体通信向けの周波数オークションを実施し、nbnなどが入札に参加していた。
原則として移動体通信向けの周波数オークションであるが、固定通信向けに無線ネットワークを運用するnbnも参加が認められた。
nbnは国家プロジェクトのひとつである国家ブロードバンドネットワークの構築を手掛け、通信網が未整備のルーラルエリアを中心に無線ネットワークを利用した通信網の整備を進めている。
周波数オークションの結果、キャメロンコーナーでは2365.0~2400.0 MHzの35MHz幅を704,000豪ドル(約6,071万円)、デラメールでは2302.0~2400.0 MHzの98MHz幅を326,000豪ドル(約2,811万円)、ジェラルトンおよびカルグーリーでは2365.0~2400.0 MHzの35MHz幅を861,000豪ドル(約7,425万円)、ホバートでは3489.0~3492.5 MHzの3.5MHz幅を1,511,000豪ドル(約1億3,031万円)、ローンセストンでは3489.0~3492.5 MHzの3.5MHz幅を611,000豪ドル(約5,269万円)で落札した。
したがって、nbnは2.3GHz帯をキャメロンコーナーとジェラルトンおよびカルグーリーで35MHz幅、デラメールで98MHz幅、3.5GHz帯をホバートとローンセストンで3.5MHz幅を取得したことになり、落札総額は4,013,000豪ドル(約3億4,607万円)に達する。
2.3GHz帯はTD-LTE方式のBand 40、3.5GHz帯はTD-LTE方式のBand 42で利用できる。
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