ガボンの携帯電話事業者Azur Gabonが免許剥奪の危機、慢性的な経営難に苦しむ
- 2017年12月26日
- 海外携帯電話
ガボンの政府機関で電気通信分野を管轄するAutorite de Regulation des Communications Electroniques et des Postes (以下、ARCEP)はガボンの携帯電話事業者でAzurブランドを展開するUSAN Gabonに対して携帯電話事業の免許を剥奪する可能性を示唆した。
ARCEPは2009年12月7日にUSAN Gabonに対して携帯電話事業の免許を交付したが、それ以降は様々な問題を繰り返して起こしているという。
慢性的な赤字経営とそれに伴う債務不履行、技術力および財務力の欠如に起因する基地局増設および第3世代移動通信システム(3G)や第4世代移動通信システム(4G)など新技術導入の断念とそれに伴うサービスの品質および競争力の低下、従業員に対する少なくとも7ヶ月間の給与未払いをはじめとし、USAN Gabonは重大な問題が山積みとされている。
また、債務不履行により提携事業者が相互接続を停止し、消費者のサービスにも大きな影響が発生していた。
USAN Gabonの状況に関しては数年にわたりARCEPが消費者へ注意喚起しているが、改めて十分に注意するよう呼び掛けた。
ARCEPは声明を通じてUSAN Gabonの状況はガボンの電気通信分野に悪影響を与えており、この悪い状況を終了させることが急務としている。
必要なすべての措置を講じる方針とのことで、改善の見込みがなければ携帯電話事業の免許剥奪も視野に入れている模様である。
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