Windows 10 MobileのNuAns NEOを開発終了、4月末までに販売終了へ

Trinity (トリニティ)はOSにWindows 10 Mobileを採用したスマートフォン「NuAns NEO」の開発終了と販売終了に関して告知した。

グローバルでスマートフォンにおけるWindows 10 Mobileの採用が拡大せず、Windows 10 Mobileの事業規模は大幅に縮小している。

Windows 10 Mobileの開発元である米国のMicrosoftの役員が発言したようにWindows 10 Mobileの事業継続に明確な予定がなく、そのようなOSを採用した端末は開発の継続が難しいため、NuAns NEOは開発を終了するとのことである。

なお、Windows 10 Mobileの大幅な縮小はWindows 10 Mobileを採用した端末を開発していたODM企業にも影響を与え、そのODM企業には部門の閉鎖や企業自体の閉鎖もあり、NuAns NEOを共同開発および生産委託したODM企業は企業自体が閉鎖したという。

地震津波警報システム(Earthquake and Tsunami Warning System)およびJアラートへの対応に関しても案内している。

TrinityはMicrosoftに地震津波警報システムへの対応を要望していたが、結果として対応できずに開発を終了した。

また、JアラートについてはMicrosoftとしてはWindows 10 Mobileでは非対応と回答したという。

修理の終了時期は決定していないが、すでに生産工場が閉鎖したため、部品の再生産が不可で修理不能となる場合もあると説明している。

セキュリティパッチの提供はMicrosoftのサポートポリシー通りに2019年6月までとなっており、Fall Creators Update (RS3)を配信できた場合には2019年12月までは提供される。

なお、Fall Creators Updateの提供は最終の検証段階にあるという。

早ければ2019年6月にサポートが切れるため、1年間の保証期間も踏まえて2018年4月末をもって販売を終了する予定で、2018年4月末の前でも在庫がなくなれば販売を終了すると案内している。

OSにAndroidを採用したNuAns NEO [Reloaded]は関係ないため注意しておきたい。

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