ブロードコム、クアルコムの買収を断念と正式発表
- 2018年03月15日
- その他モバイル端末
シンガポールに登記上の本店を置くBroadcomは米国のQualcommを買収する計画を断念したと2018年3月14日付けで正式に発表した。
BroadcomはQualcommに対する買収の提案を取り下げ、Qualcommを買収する計画を終了するとともに、Qualcommの取締役会に取締役候補を派遣する計画も取り下げた。
また、Broadcomはこの結果に失望したと声明を発出している。
Broadcomの発表および声明の発出に先立ち、米国のドナルド・トランプ大統領はBroadcomによるQualcommを買収する計画に関して、米国の国家安全保障を損なう恐れがあるとして即時かつ永久に放棄させる大統領令を2018年3月12日付けで公布した。
大統領令はBroadcomにも通知されており、Broadcomは大統領令に従ってQualcommの買収を断念することになった。
なお、Broadcomは登記上の本店をシンガポールに、主たる事業拠点を米国に設置しており、2018年4月3日までに登記上の本店を米国に移転させる方針を示していた。
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